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HGUC 036 ジ・オ 1/144 - 素組みレビュー

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2002年12月発売 税別価格2400円

はじめに

今回の記事は、「HGUC 036 ジ・オ 1/144スケールキット」のガンプラ素組みレビューです。

ジ・オと言えば、人類を見下しまくった天才パプテマス・シロッコが自らの専用機として開発したラスボスとして有名ですね。

その巨体と複雑なデザインのためか、旧キットではいずれのスケールでもキット化されず、いっそガレージキットに手を出そうかと本気で悩んだこともありました…(;'∀')

今となっては古いキットですが、寸でのところで私を踏みとどまらせてくれた(?)貴重なHGUC ジ・オの雄姿を、じっくりと見ていきたいと思います。

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機体データ

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フロントビュー
  • 型式番号:OMX-003
  • 全高:28.4m
  • 頭頂高:24.8m
  • 本体重量:57.3t
  • 全備重量:86.3t
  • ジェネレータ出力:1720kw
  • スラスター総推力:135400kg
  • センサー有効半径:11300m
  • 装甲材質:ガンダリウム合金 

 

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リアビュー

PMX-003 ジ・オは、木星帰りのニュータイプ、パプテマス・シロッコが自らの専用機としてジュピトリスで開発した局地戦用試作型重MSである。

設計思想が非常に実験的であり、四重、五重の関節や近接戦闘用の隠し腕など、機体構造自体が他のMSと異なる部分が多い。

サイコミュの一種であるバイオセンサーも装備されており、機体制御の補助システムとして優秀な性能を発揮した。

全身に50基もの姿勢制御バーニアを内蔵しており、その巨体からは想像できないほどの高い機動性と運動性を誇る。

武装はビーム・ライフル及びビーム・ソードのみと、グリプス戦役当時の機体としては少ないが、高出力ジェネレータによるパワーと厚い装甲により、戦闘能力は非常に高い。

 

主な装備

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付属品一覧

ビーム・ライフル、右銃持ち手、ビーム・ソード×4が付属。

意外なほどに装備はシンプルです。

 

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ビーム・ライフル

設定画や劇中の印象よりもやや大型に造形されています。

イエローの動力パイプが色分けされているのは、HGとしては珍しい部類ですね。

 

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百式のビーム・ライフルと比較

ビーム・ライフルというそっけない名称なうえ、大柄なジ・オが持っている限り普通のライフルに見えてしまいますが、一般的なMSのビーム・ライフル(写真はHGUC 200 百式)と比較すると、かなり大型です。

 

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ビーム・ソード

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ビーム・ソード収納

MGとは違い、ビーム・ソードが4本も付属。

ビーム・ソード基部は、設定どおりサイドスカート内に2本ずつ収納可能です。

ビーム刃が緩やかにカーブしており、長さもMG級で迫力十分。

 

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フル装備フロントビュー

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フル装備リアビュー

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各部ディティール

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プロポーション

劇中の印象通り、太い手足に厚みを感じさせる装甲など、重MSらしいプロポーションが再現されています。

設定画に比べると、胸部がやや小型化された一方でスカートアーマーは大型化し、重心が下がって安定感が増している印象です。

 

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胴体部

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胸部

胴体部だけでもかなりの数のスラスターがあり、黒い別パーツで再現。

スラスター内部を設定どおりグリーンで塗装するのは大変そうですが、古いHGUCキットとしては色分けも頑張っている方だと思います。

 

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フロントスカート裏面

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隠し腕

強大なフロントスカートの裏面には細かいディティールが施され、設定どおり隠し腕も展開可能。

隠し腕のポリキャップが露出しているのが惜しいところでしょうか(^^;

 

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頭部

巨大な体に見合わない小さな頭部ですが、モノアイはホイルシールではなく成形色で再現されているのには驚きです。

 

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背面

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バックパック

背面にもスラスター類が多数設置されています。

バックパックにはスタビライザーやフィンもありますが、可動はしません。

 

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リアスカート

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リアスカート裏面

分厚いリアスカートは、表面だけでなく裏面にもディティールが施されています。

 

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腕部

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肩アーマー

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前腕部

前腕部の赤い動力パイプが色分けされているのは良いのですが、赤くなってはいけないところまで赤くなっているので塗装したほうがよさそうな部分ですね。

肩アーマーの一部にポリキャップが露出しているのも難点です。

 

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脚部

巨大なリアスカートに隠れてほとんど見えない脚部ですが、実は動力パイプやフレームがかなり露出しており、見どころとなるディティールです。

あまり目立ちませんが、足首の赤いラインは唯一のホイルシール使用箇所。

 

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足裏

足裏には肉抜きや合わせ目も無く、広い面積で巨体を安定して支えます。

 

可動ギミック

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各関節の可動

可動範囲はさすがに古さを感じますが、見た目の印象よりは動きます。

 

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首関節

小さめの頭部が幸いしてか、首は縦にも横にもよく動きます。

 

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肩アーマーの可動

肩アーマーの一部であるスラスターはポリキャップで接続されており、ここまで動かせます。

このスラスター、隠し腕に見えてくるのは私だけでしょうか…(^^;

 

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肩関節

肩関節は前後スイングが可能。

ただ上下方向にはへたりやすく、ビーム・ライフルどころかビーム・ソードの重さにも負けてずり下がってしまうのが難点です。

 

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腰部関節

この太さで、意外にも腰を回転させることが可能。

 

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スカートの可動

フロント及びサイドスカートはもちろん、巨大なリアスカートも若干ながら動かせます。

 

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脚部関節

スカートに隠れがちな脚部ですが、膝関節はしっかり90度ほど曲げられます。

 

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足首関節

足首の接地性もそれなりに確保されており、自立で困ることはありません。

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他キットとの比較

パラス・アテネ、メッサーラと比較

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パラス・アテネ(左)メッサーラ(右)

HGUC 060 パラス・アテネ及び、HGUC 157 メッサーラとの比較。

パプテマス・シロッコ自らが設計したジュピトリス製の機体は異形のデカブツばかりなので、3体揃うと迫力満点です。

ボリノーク・サマーンのHGUC化も期待してますよ、バンダイさん!!

 

 

 

ゼータガンダム、百式と比較

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ゼータガンダム(左)百式(右)

HGUC 203 ゼータガンダム及び、HGUC 200 百式との比較。

劇中でも激突した主役級の2機と並べると、ジ・オの異様なデザインと巨体が伝わります。

 

 

 

キュベレイと比較

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キュベレイ(右)

HGUC 195 キュベレイとの比較。

ゼータガンダムと並びグリプス戦役当時最強を誇ったラスボスコンビ。

劇中での一度だけ激突した両者ですが、決着はつきませんでしたね。

 

 

ポージングギャラリー

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おわりに

腕や肩の関節がヘたりやすく、ビーム・ライフルやビーム・ソードがなかなか持ち上げられないこと、ポリキャップが一部露出している箇所があり塗装が難しいことが難点。

その一方できっちり4本付属するビーム・ソードや、古いキットながらそれなりに確保された可動範囲など、ボリューム満点なだけでは終わらない魅力あるガンプラです。

アクションベースには対応していませんが、写真の通りMGクラス用のアクションベース1との相性が良いので、浮かせてのディスプレイも問題なくこなせたことを付け加えておきます。

 

HGUC 1/144 PMX-003 ジ・オ (機動戦士Zガンダム)

HGUC 1/144 PMX-003 ジ・オ (機動戦士Zガンダム)

 

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