HGUC 049 サイコガンダム 1/144 - 素組みレビュー
はじめに
今回の記事は、HGUCシリーズきってのデカブツ「HGUC 049 サイコガンダム 1/144スケールキット」のガンプラ素組みレビューです。
いや~それにしても1/144スケールでサイコガンダムがキット化されるという衝撃からもう10年以上が経ったのですね(笑)。
まあ、ガンダムGP03 デンドロビウムほどではありませんでしたけど…(^^;
旧キットでは1/300という小スケールでのキット化のみに留まったので、1/144スケールとしてはこれが初のキット化でした。
本キットが登場する前は、MS IN ACTION版のサイコガンダム(懐かしい…)を買おうかとか、いっそ1/60スケールのPGガンダムをベースにサイコガンダムを作ってやろうかとか、無茶な妄想を抱いておりました。
そんな無茶な妄想を実行せずに済ませてくれた、ありがた~いサイコガンダムの雄姿を、じっくりと見ていきましょう。
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機体データ
- 型式番号:MRX-009
- 全高:41.0m
- 頭頂高:40.0m
- 本体重量:214.1t
- 全備重量:388.6t
- ジェネレータ出力:33600kw
- スラスター総推力:168000kg
- センサー有効半径:10200m
- 装甲材質:ガンダリウム合金、他(詳細不明)
- 全高:30.2m
- 翼幅:32.4m
- ミノフスキークラフト浮力:500t
MRX-009 サイコガンダムは、地球連邦軍のニュータイプ研究所の一つである、日本のムラサメ研究所で開発されたNT専用試作型可変MA(モビルアーマー)である。
地球連邦軍初の本格的なニュータイプ専用機であり、火器管制や機体のコントロールにサイコミュを導入している。
200t以上の超大型機だが、MA形態時にはミノフスキークラフトを使用し、地球上での長時間の飛行を実現している。
胴体部の大型拡散メガ粒子砲3門、両手指内蔵のメガビーム砲計10門など、本体に強力な火器を多数搭載している。
そのため、MS同士の1対1での決戦よりは、広範囲の殲滅戦を主目的とした機体といえる。
主な装備
巨大なシールドと、シールド装着用パーツが付属。
単なる防御用兵装ではなく、モビルアーマー形態への変形にも欠かせない巨大なシールド。
このシールドだけでも並みのMSを上回る大きさを誇ります。
専用のジョイントパーツを使用して前腕部に装備可能。
シールドはそれなりの重さがありますが、ABSを使用した肩関節の保持力はしっかりしているので、腕とシールドの重さに負けて下がってくることはありません。
巨大なシールドは真ん中で分割でき、設定とは異なりますが両腕に装備することも可能です。
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各部ディティール
頭頂高40mという設定を反映し、1/144スケールながらその全高は約28センチにもなります。
標準的なMS(写真のガンダムMk-Ⅱは頭頂高18.5m)の倍以上という大きさは、見事に再現されています。
…でも、劇中ではもっと大きく見えたような(^^;
連邦系の機体らしく、直線基調のかっちりとしたデザインです。
設定画や劇中の印象に比べて、やや頭部が小さく見えますが、頭部を収納する変形機構の都合上あまり大きくはできないのでしょうね。
PG(パーフェクトグレード)等の1/60スケール並みの大きさではありますが、あくまでもHGUCなので見た目よりも軽く、大きめの足のおかげで安定して自立させることができます。
どことなくフォウを連想させる紫色のツインアイは、ホイルシールで再現。
額の小型メガビーム砲のディティールはあっさり目です。
顔のコクピットハッチの開閉が再現されています。
頭部側面には合わせ目アリ。
巨大な3連装拡散メガ粒子砲は別パーツ化されており、とても目を引く部分です。
胸や肩のイエローはホイルシールを使用。
股関節の底面にはスラスターのディティールが施されています。
塗装すれば見栄えが良くなりそうな部分です。
バックパックの巨大なスラスターノズルも別パーツ化されています。
モビルアーマー形態時に頭部を覆うパーツのイエローは、ホイルシールを使用。
ミノフスキークラフトを使用せずとも、短時間ながらこの巨体を飛行させるほど強力な推力を持っているのだとか。
すべての指先にビーム砲が内蔵されており、それぞれ独立して可動するというなかなかの優れものです。
脚部も外装部分には合わせ目が出ないようになっています。
脛部下側のイエローはやはりホイルシールで再現。
むき出しになった脚部フレームは、合わせ目はあるものの本キットの見どころとなる部分です。
ABS樹脂なので塗装には難がありますが、巨体を支えるのに十分な強度を持っています。
足裏にはスラスターノズルなどはなく、かなりあっさりとしたディティール。
おかげで接地性は高く、安定した自立に貢献しています。
可動ギミック
肘、肩、首、股関節など各関節の可動範囲はあまり広くありません。
しかしサイコガンダムというキャラクターを考えるとこれで十分かと。
可動範囲よりもABS樹脂や一部ビスを使用したことによるヘタリにくさは優秀で、大型キットに適した作りだと思います。
肩アーマーを持ち上げることで腕全体を水平近くまで持ち上げることが可能です。
スイング機構はありませんが、手持ち武器が無いので特に困ることはありません。
フロント及びサイドスカートは可動しますが、変形機構の都合上、腰は全く動きません。
膝関節の可動範囲は90度弱といったところですが、足首の可動は柔軟で接地性もそれなりに確保されています。
変形ギミック(モビルアーマー形態)
シールド以外は差し替え無しの完全変形を実現。
「要塞形態」、「モビルフォートレス形態」などとも呼ばれるモビルアーマー形態は、まさに空飛ぶ要塞、あるいは城といった雰囲気です。
MS形態に比べるとコンパクトですが、それでも標準的なMSに比べればかなりの存在感を放ちます。
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他キットとの比較
ガンダムMk-Ⅱ、Zガンダムと比較
HGUC 193 ガンダムMk-Ⅱ(エゥーゴ仕様)及び、HGUC 203 ゼータガンダムとの比較。
主役機2機を並べても相手にならないほどの圧倒的な存在感ですね。
バイアランと比較
サイコガンダムにとどめを刺した、HGUC 214 バイアランとの比較。
バイアランも大きい方ですが、サイコガンダムが相手では圧倒されてしまいます。
ただ、例の「〇ね!カミーユ!!!」のシーンでは、サイコガンダムはもっと大きく、バイアランはもっと小さく見えたんですけどね…(;'∀')
ジオングと比較
HGUC 022 ジオングとの比較。
サイコガンダムはジオングの基本設計を受け継いでいるという説もあるので、並べてみました。
普通に並べるだけだと足が無い分ジオングがかなり小さく見えるのですが…
上半身の高さを揃えて並べてみると、大きさが近いんですね。
パーフェクトジオングが完成していたら、全高はサイコガンダムとほぼ同じになっていたということが分かります。
ポージングギャラリー
おわりに
可動範囲が狭く、ABS樹脂を多用しているため塗装しにくいことが難点。
しかしABS樹脂を積極的に使っているからこそ、これだけ大きくても関節がヘたらず、安定して自立させることができます。
何より同スケールのガンプラ比で飛びぬけた巨体と存在感こそが何よりの魅力ですね。
でも劇中のイメージを思うと、もっと大きくても良いかな…
今ではREという都合のいいシリーズもありますし、1/100スケールのサイコガンダムもひそかに期待しております(;'∀')
HGUC 1/144 MRX-009 サイコガンダム (機動戦士Zガンダム)
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