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HGUC 063 ガザC 1/144 - 素組みレビュー

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2006年4月発売 税別価格1500円

はじめに

今回の記事は、「HGUC 063 ガザC 1/144スケールキット」のガンプラ素組みレビューです。

ガザCも劇場版Zガンダムの恩恵を受けてキット化が実現した機体の一つですね。

しかも、旧キットではいずれのスケールでもキット化されず(なぜか後継機のガザDだけキット化されてましたけど…)、HGUCが記念すべき初キット化となりました。

相変わらず劇中での扱いはパッとしないのですが、劇場版Zガンダム第2作「恋人たち」のクライマックスで美味しいところをかっさらう様に登場したので、十分スポットライトが当たったと考えていいでしょう(笑)。

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機体データ

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フロントビュー
  • 型式番号:AMX-003(MMT-1)
  • 全高:22.5m
  • 頭頂高:18.3m
  • 本体重量:40.8t
  • 全備重量:72.5t
  • ジェネレータ出力:1720kw
  • スラスター総推力:79200kg
  • センサー有効半径:10600m
  • 装甲材質:ガンダリウム合金

 

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モビルアーマー形態
  • 全長:21.2m
  • 全幅:10.4m

 

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リアビュー

AMX-003 ガザCは、ジオン公国軍残党によって結成されたアクシズが、独自に設計・開発を行った量産型可変MSである。

球形居住施設「モウサ」の建設に投入された作業用MS ガザA、ガザBを基本として、攻撃能力を持つMSとして開発された。

アクシズにおける形式番号はMMT-1であり、AMX-003は地球連邦がアクシズ製の起動兵器の分類のために振り分けたものである。

可変機構を含め、従来のMSの開発思想からは全く異なるコンセプトから生まれたためか、地球連邦軍の可変機とは違い、生産性は非常に高い。

グリプス戦役時には、アクシズ先遣隊の主力として、100機以上が量産・配備されている。

 

主な装備

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付属品一覧

ビーム・サーベル×2、ナックル・バスター保持用右平手、モビルアーマー形態用パーツのほか、ハマーン・カーン専用機には付属しないディスプレイスタンドが付属。

 

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マーキングシール

マーキングシールも、ハマーン・カーン専用機には付属しない、量産機のみの特典です。

 

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ビーム・サーベル

設定どおり2本のビーム・サーベルが付属。

サーベル刃もクリアイエロー成型で見栄えも良いです。

しかし、ビーム・サーベル二刀流がここまで似合わない機体も珍しいですね(笑)。

 

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シールド

前腕部に固定されたシールド裏面に、ビーム・サーベル基部を収納可能。

当時のキットとしてはシールドの色分けまで優秀です。

 

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ビーム・ガン

バックパックの先端に装備されたビーム・ガンも再現されていますが、これはモビルアーマー形態に活かされる装備と言えそうです。

 

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ナックル・バスター

右胸部に固定装備されるナックル・バスターもきっちり色分けされています。

小さいイエローのみホイルシールでの再現。

基部はABS樹脂製で、手を添えなくとも保持力は十分です。

 

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専用ディスプレイスタンド

専用ディスプレイスタンドは単機でのディスプレイのほか、別売りのハマーン・カーン専用機等を使用して2機同時にディスプレイすることが可能です。

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各部ディティール

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プロポーション

もともとが作業用MSと言うだけあり、他のMSとは全く異なるエイリアン的なプロポーションが特徴的です。

まさに未知との遭遇(劇場版第2作終盤参照)を演出するのにふさわしいデザインですね。

 

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胴体部

いかにも脆そうに見える、ひょろっとした胴体部分も設定画そのままに再現されています。

前腕の濃いピンクは、ホイルシールを巻き付けて再現。

 

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胴体部のフレーム

ひょろっとした胴体をのぞき込むと、設定画では詳しく描かれていなかったフレームが露出します。

 

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頭部

頭部モノアイ及び右胸部のセンサーはクリアグリーン成型で再現されるほか、左胸部の黒いフィンも別パーツなので質感が高いです。

 

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バックパック

バックパックは長さも充分で、色分けも優秀です。

リアスカートアーマーの濃いピンクはホイルシールで再現。

 

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脚部

合わせ目がもろに出ていますが、色分け自体は優秀です。

 

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足裏

肉抜きに見える爪先も、実は設定画に近づけたディティールだったりします。

 

可動ギミック

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各関節の可動

動きにくそうなデザインに見えますが、各関節の可動範囲はそれほど窮屈さを感じません。

機体各部の動力パイプも合成ゴム製で、動きを妨げないようになっています。

 

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首関節

埋め込まれたデザイン上、回転はできませんが上方向には若干持ち上げられます。

 

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腰部関節

腰の回転こそできませんが、変形機構の影響で前後に曲げることは可能。

 

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胸部関節

また、腰が回転できない代わりに、胸部を少しだけひねることが可能になっています。

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脚部関節

膝関節やつま先の可動など、変形ギミックの影響でよく動きます。

 

変形ギミック

砲台形態

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砲台形態

手首やナックル・バスター等、一部パーツの差し替えで変形ギミックを再現。

砲台形態では重心が前に傾き過ぎるため、自立させるにはやや不安定です。

 

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手首カバーに注目

手首を取り外した跡が露出しないよう、カバーを取り付けます。

メタスにも見習ってほしいですね…(^^;

 

モビルアーマー形態

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モビルアーマー形態

脚部を前方に展開し、クローとして活用するモビルアーマー形態。

まさに外宇宙からやってきたエイリアンを思わせる姿ですね。

専用ディスプレイスタンドを使用できるので、砲台形態よりも安定したディスプレイが可能です。

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他キットとの比較

ネモ、ハイザックと比較

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ネモ(左)ハイザック(右)

HGUC 150 ネモ及び、HGUC 012 ハイザックとの比較。

敵対するエゥーゴやティターンズの主力量産機と並べると、機体サイズこそ標準的なものの、ガザCの異様なフォルムが際立ちます。

 

 

 

ハマーン・カーン専用機と比較

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ハマーン・カーン専用機(右)

同時発売のHGUC 062 ガザC(ハマーン・カーン専用機)との比較。

基本的に成形色が変わっただけですが、ホワイト基調になっただけで上品に感じるものですから不思議です…(^^;

 

 

キュベレイと比較

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キュベレイ(右)

HGUC 195 キュベレイとの比較。

デザインに共通性はあまりありませんが、曲線主体のフォルムや一部ピンク系の機体色のせいか、並べると絵になります。

劇中ではキュベレイがガザCの大軍を引き連れていたので、ガザCを複数並べてディスプレイすると様になりそうですね。

 

 

ポージングギャラリー

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おわりに

ABS樹脂を多用されており塗装に難がありますが、色分けも優秀で、可動範囲も悪くなく、初のキット化に相応しい魅力を持っていると思います。

ハマーン・カーン専用機+100円の価格で専用ディスプレイスタンドやマーキングシールも付属し、お得感もありますね。

これに比べると、なんだかメタスはずいぶんと手抜きに見えてしまうのが残念です…(^^;

 

HGUC No.063 1/144 AMX-003 ガザC (機動戦士Zガンダム)

HGUC No.063 1/144 AMX-003 ガザC (機動戦士Zガンダム)

 

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