HGUC 062 ガザC(ハマーン・カーン専用機)1/144 - 素組みレビュー
はじめに
今回の記事は、「HGUC 062 ガザC(ハマーン・カーン専用機)1/144スケールキット」のガンプラ素組みレビューです。
白を基調としたハマーン・カーン専用カラーのガザCは、劇場版Zガンダム第2部終盤でサプライズ的に登場した機体でしたね。
パーソナルカラーのガザCだけでも驚きでしたが、珍しくノーマルスーツを着用したハマーン様が見られたことにも興ふ…驚かされました(^^;
本キットは通常カラーのHGUC 063 ガザCと同時に発売され、税別価格が100円安い代わりにマーキングシールと台座が付属せず、成形色を変更したキットとなっています。
HGUC 063 ガザCについては下の記事を参照してください↓
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機体データ
- 型式番号:AMX-003(MMT-1)
- 全高:22.5m
- 頭頂高:18.3m
- 本体重量:40.8t
- 全備重量:72.5t
- ジェネレータ出力:1720kw
- スラスター総推力:79200kg
- センサー有効半径:10600m
- 装甲材質:ガンダリウム合金
- 全長:21.2m
- 全幅:10.4m
AMX-003 ガザCは、ジオン公国軍残党によって結成されたアクシズが、独自に設計・開発を行った量産型可変MSである。
球形居住施設「モウサ」の建設に投入された作業用MS ガザA、ガザBを基本として、攻撃能力を持つMSとして開発された。
アクシズにおける形式番号はMMT-1であり、AMX-003は地球連邦がアクシズ製の起動兵器の分類のために振り分けたものである。
可変機構を含め、従来のMSの開発思想からは全く異なるコンセプトから生まれたためか、地球連邦軍の可変機とは違い、生産性は非常に高い。
白いカラーリングが施されたハマーン・カーン専用機も存在するが、スペック自体に差異は無く、セレモニー用途に使用された可能性もある。
主な装備
ナックル・バスター、ビーム・サーベル×2、変形時用パーツのほか、ナックルバスター保持用の右手首が付属。
通常カラーのガザCに付属した、台座(ディスプレイベース)は付属しません。
格闘戦には耐えられない脆弱な機体にも拘らず、ご丁寧にビーム・サーベルが2本付属します。
いくらハマーン様でも、この機体で抜刀することはないでしょう。
…いや、あのアッガイを華麗に使いこなしていたくらいなので、造作もないか!?
ビーム・サーベル基部は設定どおり、シールドの裏面に収納できます。
前腕部に固定装備されたシールド(バインダー)は、当時のキットとしては色分けも優秀です。
もともとはサーベルと兼用可能だったものの、コストダウンのためにサーベル生成機能が省かれたとするビーム・ガン。
残念ながら前方へ展開できるほど可動しないため、モビルアーマー形態時向けの装備です。
右胸部に固定されたナックル・バスターは、ABS樹脂製の基部により可動の自由度・保持力ともに十分に確保されています。
本体につながる動力パイプは合成ゴム製なので可動を妨げません。
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各部ディティール
人型を外れた異形の姿は、まさに未知との遭遇(劇場版Zガンダム第2部)を演出するのにふさわしいデザインです。
パープル気味のホワイトカラーのおかげで、少しばかりの上品さも感じられますね。
右胸部のナックル・バスター用センサーと頭部のモノアイはクリアグリーン成型となっており、質感が高いです。
イエローの動力パイプは、やはり合成ゴムでの再現。
前腕部先端付近のピンクは、ホイルシールを巻き付けています。
目立つ部分なので塗装してあげたいところですね。
リアスカートのピンクもホイルシールでの再現。
ここも目立つので塗装してあげたいですね。
ど真ん中の合わせ目は目立ちますが、色分けは優秀です。
動力パイプはもちろん合成ゴム製なので、可動を妨げません。
つま先のクローを可動させるため肉抜きができていますが、実はこれも設定画の再現に近づけたものです。
可動ギミック
股関節や肩関節をはじめ可動範囲の柔軟性はなかなかのもので、窮屈さはあまりありません。
腰部は回転こそできないものの、変形機構の恩恵で前後に大きく曲げることが可能。
フロント及びサイドスカートはもちろん、リアスカートも若干可動します。
腰の回転ができない代わりに、腹部を多少ひねることができます。
膝関節やつま先の可動は、可変機らしく優秀です。
足首は二重関節になっており、十分な接地性が確保されています。
唯一の難点と言えるのが、首が回転しないこと。
若干の上下が可能な程度です。
変形ギミック
砲台形態
比較的シンプルな変形機構なので、手首を外してサクッと砲台形態へ変形させることができます。
ただし、重心が前寄りになるため自立させにくく、何よりハマーン様に似つかわしくないお姿ですよね(笑)。
モビルアーマー形態
そのまま脚部を前面に展開してモビルアーマー形態へ。
外宇宙からやってきた異形の生物的なフォルムです。
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他キットとの比較
通常カラーと比較
同時発売のHGUC 063 ガザCとの比較。
通常カラーに付属する台座を使用することで、2機セットでのディスプレイが可能です。
キュベレイと比較
HGUC 195 キュベレイとの比較。
キュベレイの純白とは多少色味が違いますが、ホワイト基調のカラーリングがハマーン様のパーソナルカラーなのでしょうね。
このガザCを参考に、他の機体をハマーンカラーに塗装するのも面白いかもしれません。
ポージングギャラリー
おわりに
ABS樹脂が積極的に使われており塗装に難があるものの、古いキットのわりに色分けもプロポーションも可動も優秀です。
しかしこの機体自体が劇場版にチラッと登場したのみなので、ハマーン様ファンクラブ会員専用ガンプラと化していることが最大の弱点でしょうか(笑)。
よほどハマーン様が好きというわけでもない限り、通常カラーのガザCの方がプレイバリューが高く、おススメですね。
HGUC 1/144 AMX-003 ハマーン・カーン専用 ガザC (機動戦士Zガンダム)
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