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HGUC 100 ユニコーンガンダム(デストロイモード) 1/144 - 素組みレビュー

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2009年11月発売 税別価格1800円

はじめに

今回の記事は、 前回に引き続き「機動戦士ガンダムUC」の主役機「HGUC 100  ユニコーンガンダム(デストロイモード) 1/144スケールキット」のガンプラ素組みレビューです。

本キットは、そのナンバリングが示す通り、HGUCシリーズが3ケタ台に突入したことを告げる記念すべきキットです。

それ以前のHGUCシリーズはファーストガンダム~逆襲のシャアまでのUC(宇宙世紀)に名を連ねた機体ばかりをラインナップしており、(私のような)オールドファンを主眼に置いているのは明らかでした。

ところがこのユニコーンガンダム(正確にはHGUC 099 クシャトリヤからですが…)の登場を機に、オールドファンを「ガンダムUC」に導くとともに、新たなファンをHGUCシリーズに取り込むことができたのです。

また、GガンダムやガンダムX、ガンダムWといった宇宙世紀以外の機体もナンバリングを統合してラインナップし始めた(私は買ってませんが…)のも、このユニコーンガンダム登場から間もないころでしたね。

HGUCシリーズの転換点になったといえる記念すべきガンプラ、ユニコーンガンダム(デストロイモード)の雄姿を、じっくりと見ていきましょう。

なお、ユニコーンモードは下記の記事をご参照ください。

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機体データ

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フロントビュー
  • 型式番号:RX-0
  • 全高:21.7m
  • 本体重量:23.7t
  • 全備重量:不明
  • ジェネレータ出力:測定不能
  • スラスター総推力:測定不能
  • センサー有効半径:22000m
  • 装甲材質:ガンダリウム合金

 

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リアビュー

第二次ネオ・ジオン戦争(シャアの反乱)終結後、地球連邦軍の委託を受けてAE(アナハイム・エレクトロニクス)社が極秘裏に開発していた試作MS。

全身が純白に輝き、頭部には特徴的な一本角を持つことから、通称『ユニコーン』と呼ばれる。

最大の特徴はフル・サイコフレームを採用していることにあり、基礎骨格であるムーバブル・フレーム一式がサイコフレームによって構成されている。

第二次ネオ・ジオン戦争の時点においては、機体の一部に使用されていただけであったが、AE社はその後も研究を継続し、フル・サイコフレームを採用することで、従来のMSでは考えられないレベルでの機体追従性を獲得している。

また、ある一定の条件下で発動する「NT-D(ニュータイプ・デストロイヤー)」と呼ばれる、ニュータイプを抹殺するためのシステムが搭載されている。

デストロイモードはNT-Dが発動した際の形態であり、ユニコーンガンダムのもう一つの姿である。

NT-D発動時には、機体性能、特に機動性が飛躍的に向上するほか、圧倒的なレスポンスも発揮され、全身のサイコフレームはほぼ例外なく発光現象を伴っている。

 

主な装備

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付属品一覧

ビーム・マグナム及び弾倉、シールドとそのジョイントパーツ2種、ビームサーベル×4、右銃持ち手が付属。

 

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ビーム・サーベル

ビーム・サーベル基部自体は4本装備していますが、サーベル刃は付属しません。

握り拳の保持力が弱く、ビーム・サーベルがグラつくのが難点。

 

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バックパックに装備

ビーム・サーベルはバックパックに2本装備可能。

デストロイモードはサーベルラックが立ち上がり、ガンダムらしいシルエットに貢献しています。

 

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前腕部に収納

前腕部にもそれぞれ1本ずつ収納可能です。

 

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ビーム・トンファー

デストロイモードならではのギミックとして、ビーム・サーベルを前方に展開してビーム・トンファーを再現可能です。

サーベル刃はユニコーンモードなど他キットから流用する必要があります。

 

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シールド

クリアピンクのサイコフレームがX字に展開し、Iフィールド・ジェネレータが露出しています。

 

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前腕部に装備

シールドは専用のジョイントパーツを使用し、前腕部に装備できるほか…

 

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バックパックに装備

別のジョイントパーツを使用し、バックパックにも装備可能。

 

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バックパックに装備すると…

シールドがビーム・サーベルに干渉するのが難点でしょうか。

 

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ビーム・マグナム

ビーム・マグナムは左手用のサブグリップが可動。

グリーンのセンサーはホイルシールで再現。

 

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グリップははめ込み式

グリップには突起があり、右銃持ち手にはめ込むタイプ。

がっちりと保持することが可能です。

 

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前腕部に装着

ビーム・マグナムは前腕部に装着できるほか…

 

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バックパックに装備

バックパックにも装備可能。

ビーム・マグナムの予備弾倉は腰部に装備出来ます。

 

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フル装備フロントビュー

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フル装備リアビュー

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各部ディティール

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プロポーション

純白の装甲とクリアピンク成型のサイコフレームのコントラストが美しいですね。

ユニコーンモードとの変身ギミックをオミットしただけあり、手足の長さのバランスもとれています。

 

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頭部ディティール

ユニコーンモードと違い、ガンダムらしい顔が現れます。

左右に飛び出しているサイコフレームには、白いホイルシールを貼っています。

 

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頭部アンテナ

特徴的な長いV字アンテナの先端は、安全のためのフラッグ付き。

合わせ目の無い見事なパーツ構成です。

 

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胴体部ディティール

色数が少ないこともあり、色分けは優秀です。

奥行きのあるサイコフレームのディティールも見どころ。

 

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腕部ディティール

複雑なパネルラインのおかげで、合わせ目は目立ちません。

前腕部にはシールドやビーム・マグナムを接続するための穴があります。

 

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肘関節に注目

肘関節は脆そうな構造なので、力を入れて折ってしまわないよう注意が必要です。

 

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バックパック

バックパックはサイコフレームに加えて、新たなスラスターノズルが現れています。

 

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リアスカート

リアスカートにもサイコフレームとスラスターが露出しますが、少し触るとポロっと取れがちなのが難点です。

 

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脚部ディティール

脚部にも合わせ目はなく、パネルラインとサイコフレームのディティールが美しいです。

 

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足裏ディティール

合わせ目や肉抜きも無く、足裏まで色分けされているなんて珍しいですね。

 

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機体各部のスラスター

デストロイモードは機体各部のあちこちに露出したスラスターノズルも見どころです。

 

可動ギミック

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各関節の可動

肘や股関節の可動は標準的ですが、首や肩の関節は優秀です。

 

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肩関節

肩関節は前後にも上下にもスイングでき、なかなかに凝った構造です。

 

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首関節


首関節も二重関節で、大きく上に動かせます。

長いV字アンテナがビーム・サーベルに干渉しがちなのが難点。

 

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腰部関節

腰部はボールジョイントで、回転のほか若干のひねりも可能です。

フロント及びサイドスカートアーマーは、干渉も無く動かせます。

 

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脚部関節

膝及び足首関節の可動は標準的なレベルです。

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他キットとの比較

ユニコーンモードと比較

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ユニコーンモード(右)

同時発売のHGUC 101 ユニコーンガンダム(ユニコーンモード)との比較。

全高の差以上に、デストロイモードの派手さが目を引きますね。

ユニコーンモードに付属するハイパー・バズーカや左右平手、サーベル刃などはデストロイモードにも流用出来ます。

 

 

ジェガン、リゼルと比較

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ジェガン(左) リゼル(右)

HGUC ジェガンD型(プレミアムバンダイ限定)及び、HGUC 103 リゼルとの比較。

同時期の連邦系機体と並べてみると、全高が頭一つ飛び出しているのが分かります。

 

ギラ・ズール、シナンジュと比較

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ギラ・ズール(左) シナンジュ(右)

HGUC 102 ギラ・ズール及び、HGUC 116 シナンジュとの比較。

袖付きの機体と比較すると、ギラ・ズールよりは大きく見えます。

シナンジュのボリューム感はさすがといったところで、特にリアビューの違いが目立ちます。 

 

ポージングギャラリー

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※左平手は付属しません

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※ハイパー・バズーカは付属しません

ユニコーンモードに付属のハイパー・バズーカも持たせられますが、大きく展開した肩アーマーや長いV字アンテナに干渉して持たせにくいです。

 

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おわりに

発売から10年近くが経とうとしているだけあり、可動範囲はやや狭いですが、クリアピンクで再現されたサイコフレームの美しさが魅力。

純白の装甲との相性も良く、集光効果を発揮し、少し照明を当てるだけで劇中のイメージに近づきます。

現在ではRGもありますが、手軽に組み立てて動かせるというHGUCならではのメリットは健在ですね。

ユニコーンモードと揃えれば、左右平手やサーベル刃などを共有でき、遊びの幅が広がるのでおススメです。

 

HGUC 1/144 RX-0 ユニコーンガンダム デストロイモード (機動戦士ガンダムUC)

HGUC 1/144 RX-0 ユニコーンガンダム デストロイモード (機動戦士ガンダムUC)

 

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